運動音痴の話

肌寒くなってきましたね。
富士山を登ってから左膝をヤってしまい、階段とかちょっとしんどい毎日です。

 

それはともかくとして、僕は運動神経がとにかく悪い。

大人になったら運動神経が良くなるものかと思ったがそんなことはない。

どのくらい運動神経が悪いかというと、アメトーーークの運動神経悪い芸人を見ても笑えないのだ。
まるで自分を見ているかのようで他人事じゃない。
ヒザ神は俺のことだよ。

 

もしかして僕は運動神経が悪いんじゃないか…と気づき始めたのは若くして10歳、小学校4年生ぐらいの頃である。

 

このくらいの歳になると、もうみんなドッヂボールや鬼ごっこじゃ満足できなくなり、球技を始め出す。

 

体育の授業でもサッカーやバスケが始まる。
試合をやる前にあの地獄の時間があるのだ…。

 

そう、チーム決めじゃんけんである。
チーム決めじゃんけんとは、とりあえずその球技が強い人がリーダーとなり、同じチームになりたい人をリーダー同士でじゃんけんをして、人を取り合いっこしていくシステムだ。

自慢ではないが、僕は友達が少ない方ではなかった。
というより、1学年1クラスのみで30人ほどしかいない学校なので、チビもデブもハゲもオタクもヤンキーもギャルも虫も妖精もみんな仲良い学校だったのです。

 

僕は運動技術じゃ勝ち目じゃないと判断し、とにかく小ウサギの様な目をして、頼むから俺を取ってくれと言わんばかりにリーダーとなった友達を見つけた。

 

リーダーとなった友達は、そんな僕を見てんのか見てねーのか、次々と他の人達を選んでいく。選ばれた瞬間の人の目が笑顔になる瞬間が僕は嫌いだ。トマトの次に嫌いだ。

続々とチームメイトが集まっていく中、
俺はまだ選ばれてなかった。
周りにはチビとデブしかいない。その光景に気づいた瞬間、普通に大声で、いや?!俺ここ?!って言った。

いや?!俺ここ?!の意味は、「いや、俺放課後とか普通に遊んでるのに、ここにいる人達と同じポジションなんか~~~~~い?!」の略である。

 

僕、結構授業中笑い取ってるよ?!なんでや!!
という理不尽な不満をリーダーにぶつけたが、リーダーとなった友達は皆苦笑いしていた。小4にして、大人の表情のような苦笑いをしていた。

 

 

リーダーが言った。

「もう、どいつ取っても変わんないか。」(原文ママ)

 

 

いやいやいや!!!!
じゃあ俺取ろうよ!!!!

 

 

普通に叫んだが、友達は笑っている。

そいつは笑いながら俺の隣にいたメガネ(田辺くん)を選んだ。

 

田辺かよ!!!!

そんなことがあり、僕は体育の授業が嫌いだった。

 

今でも、当時の友達と遊ぶと、ケイタって昔からかなり運動音痴だよね。って言われる。

 

 

 

中学生のころも、チーム取りじゃんけんでほぼ最後の方になることの方が多かった。

しかしある時、奇跡が起こったのです。

 

 

仲の良いスポーツ万能の友達がリーダーとなった時があり、その時、僕を序盤で取ってくれたのだ。

僕はその瞬間、神はいるんだと思ったのであった。

その時初めて、早い段階で選んでもらうっていうことを経験したのですが、景色がまるで違うのです。

選ばれなかった者が悔しがる目を背中に受けながら、僕は背筋を伸ばしながら勇ましく選んでくれた人のもとへと向かう。ザコなりの快感である

 

 

そして選んでくれたからにはなんとしても結果を残してあげたい。

その時の授業は野球。親父とやったキャッチボールくらいしか経験はない。
それでも、かましたるパワー全開で僕はバッターとしてホームに立った。

 

 

そこでまた、奇跡が起きた。

 

 

ヒットを打ったのだ!

 

ボールがバットの芯をとらえ、2塁と3塁の間をボールが抜けて行った。

沸き起こる歓声。

球を打ったら走る。俺にもそのくらいの知識はある。

 

 

 

 

俺は走った。

 

 

 

 

3塁へと。

 

逆~~~~~~!!!!っていう敵チームからの声を聞いたことある?

俺は慌てながら(走り方もダサい)、またホームへと走り、そこから1塁へと走った。

 

なんとか1塁を踏んでセーフだった。

 

野球を知らない運動音痴な人間はどっちに走ればいいのかわからないのである。
なんかボールが飛んでったからアクションを起こした結果がアレなだけなのだ。犬と変わらない。

 

 

 

そして月日は流れ、高校生になり、もちろん体育の授業はあった。

この時もチーム決めじゃんけんというものはまだ存在していた。

年齢はこの時17歳、世渡りの仕方も友達の選び方もなんとなくそれなりに心得てきた僕は、ただ声を出すだけでは選ばれないことを知っていた。

リーダーとなった友達を信じ、頼りがいがありそうな感じを装いながら、体育座りをしながらも、威厳を保つようにしていた。

こうすれば選ばれるんや。なにもこわくないで。

数分後、まだ自分が選ばれないことに焦りを感じた僕はついに大声を出してアピールを始めた。

 

おーい!!!!俺はここにいる!!!ここにいるよー!!!選んでー!!!!

 

 

必死すぎる姿に、情けの心が芽生えたのか、友達は俺を選んでくれた。

んぁぁあアーーー!!お前は俺の親友じゃーーーい!!!!

 

 

種目はサッカー。
僕は西郷隆盛の横にいる犬のように、必ず役に立つと決めていた。

俺を選んでくれた友達はサッカーがめちゃくちゃ上手い。素人の俺から見てもみちゃくちゃ上手い。

その友達がドリブル中に2人の敵に囲まれていた。

これは助けるチャンス。ポチ助、いきます!!!!

 

華麗な捌きで友達を加勢しに行く。

サポートのおかげか、苦しそうになりながらも、無事突破する友達。

 

いやー、仕事したー!!!俺仕事したなー!!ほめてほしいなー!!

 

そんなルンルン気分で体育も終わり、授業が終わった後に教室で着替えている時にその体育での出来事を友達と話していた。

友達「途中さー、3人の敵に囲まれた時は危なかったけどなんとか突破できたよ」

えっ

 

一人…俺やで…?

 

 

友達「えっ…めっちゃボール取ろうとして来たから完全に敵だと思ってた」

 

 

ここまで来ると逆に笑った。

そんなことがあったこの友達は、現在では僕の一番の親友となった。
人生って何が起きるかわからないね。

 

そんな運動音痴の話でした。

運動音痴で悩んでる十代の少年がいたら覚えておいてほしい。

 

体育の時間に毎回ダサい姿を晒して、自分は本当に彼女できるのか悩むかもしれないが、なんとなく出来るから気にするな!笑

 

ちなみに次の体育の授業では、
その親友は、俺ではなく隣にいたデブを選び、俺は最後まで残ったのであった。

 

おい。

 

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